「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

医療関係

個人差による解釈で治療費まちまち

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

日々、懇々と白黒はっきりしない、不透明な医療事務に物申しています。
今日は医療事務請求がいかに個人差があるかと言う事に着目します。

私たち医療事務員はいつも、患者さんの治療費を請求するにあたって、
すっごく分かり難い文言が書いてある点数早見表(本)を見てお会計を出しています。

あまりに理解し難いため、先輩に、
「早見表を読んでも理解出来なかったんですけど、○○ってどのようにお会計出せば良いですか?」と、質問すると先輩は、
「私は○○と解釈して、このように会計出してるんだけど……」と、言いました。

医療事務員はこの、
「私は○○と解釈してるんだけど……」と言うセリフを使う人が沢山います。
(私はあちこちで耳にしました)

えっ! じゃあ、何かい?
同じ治療しても個人によって解釈が異なってしまう為、会計が変わってしまうって事???


患者さんの立場に立てばこのような文句が出るはず!
しかし、医療事務員の間では、このセリフ、
「私はこのように解釈してます」の一言で何も言えなくなってしまいます。

これは、病院で請求する医療事務員にも言えますが、
病院が作成する診療明細書(レセプト)を間違ってないか確認(審査)する機関でも同じような事に、
「私はこのように解釈してます」と、言っています。

請求する側も、審査する側も、個人によって解釈がまちまち。

これで100%ちゃんとした医療費が請求・審査出来ているとは思えません。

こんな個人差があるのも、分かり難い診療報酬が定められているから。
(診療報酬は厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会が決めています)

不透明な事が好きなお役人の方々。
私は医療事務員を代表して怒っています!

この分かり辛い解釈をもっとすきりさせ、老若男女、誰が見ても答えが同じになるような透明で分かりやすい診療報酬に変えて下さい!


会計時に自分が癌と分かります。

こんにちは、「怒ってるぞ!」管理人です。

みなさん、治療費の請求で癌と分かると請求金額が変わってしまう事があるのご存知ですか?

例えば)
Aさんは胃ポリープを切除しました。
切除した日の会計は当然胃ポリープ切除の金額です。

Aさんの採取したポリープを検査して見ると早期の癌と分かりました。

次回、癌だと知らないAさんは手術の経過と診察を兼ねて来院します。
(そして、診察時、先生は癌の告知をしなかったとします)

会計時、領収書を見ると、手術の項目に追加金額があり、気になったAさんは会計の人に、
「今日は手術してないのに、この手術の追加金額は何ですか?」と尋ねます。

すると、会計の人は、
「あ、それは前回、悪性と分からなかったので胃ポリープ切除(12000円)で請求しましたが検査の結果、早期悪性腫瘍と分かりました。悪性と分かると金額が14370円となる為、差額が発生してあります。」

こうしてAさんは自分が癌と知ってしまうです。

なんて、極端な事は現在ないと思いますが、癌とはっきりすると金額が変わる事は事実です。

このような場合に病院は前もってトラブルを避ける為に、先生がきちっと癌告知をし、追加料金がある事を話しておくでしょう。
(もしくは、患者さんからの窓口負担3割分は病院の泣き寝入り(徴収せず)し、7割分だけ健保組合に請求するかもしれません)


医療請求にはこのように結果がはっきりすると金額が変わってしまうと言う事があります。

もし、デパートでお買い物をした時や、不動産購入に際し、後から金額が変わるなんて事になったら、それは怒ってしまいますよね。

でも医療現場ではそれが当たり前にあります。

こんな医療費(診療報酬)の請求を作っている、お役人に私は怒らずにはいられません。

当てにならない人間の目よりもコンピューターの目で

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

ふぅ、毎日、毎日、
医療、医療、医療医療……、と、
医療事務&医学知識の勉強で少しうんざり気味です。
(医療事務の知識だけでも膨大なのに、医学の知識まで頭に入りません!)

これだけコンピューターが発達しているのだから、
「HbA1cの検査だから糖尿病の病名があるか確認して……」なんて、
人間の手で入力し、人間の目で点検、てな事は止めて、
ドクターのオーダーと同時に検査病名が入力され、また、点検・照らし合わせもコンピューターの方で出来るのでは?

ってか、もう世の中にそんなコンピューター出回っていますか?
(大きな病院ではそうなっているのかしら?)

こんなに複雑な決まり事が多い医療事務。
当てにならない人間の目よりも、コンピューターの方が遥かに効率良く診療報酬明細書(レセプト)のチェック・審査が出来るのでは?

そして最終確認だけ人間の目でチェックとなればどれだけ量が減ることか……。

あーーーーー、早くそんな時代が来ないかしら。

仕組まれた罠

こんばんは、ご無沙汰しています、「怒ってるぞ!」管理人です。
(ご無沙汰し過ぎてもう書かないと思われていた事でしょう!!!)

トンとブログ書きを離れていましたが、私は相変わらず医療事務の難しさに翻弄されています。

常々医療費の請求って何であんなに分かり難い算定方法なんだろう??

尿路結石で入院5万円
盲腸で入院なら10万円

と、金額が一目瞭然だと誰が見てもいんちき出来ず分かり易いのですが。

実際は、あの検査をした場合は、この金額は取れずとか、○○疾患には××を算定する変わりに▲▲は取れないとか、40/100加算とか……。

もう、訳が分からなくなります。

この算定方法は役人が決めた事。

人の手で決められているのだからもっと簡単に分かり易くすれば良いのに。
又、役人も分かり辛い医療請求を簡素化するとは言っていますが、複雑傾向は変わりません。

それもそのはず。

医療の請求方法が難しいお陰で、
・医療事務のまつわる参考本を売る会社
・専門学校
・医療費をチェックする会社
・医療請求のプログラムを売る会社等など……。


医療請求の難しさからさまざまな産業が生まれているに、簡素化したら全部必要なくなり、失業者が沢山出る事でしょう……。

医療請求は、
?請求を分かり難くしごまかせるように、
?仕事を生み出す為にあえて難しくなっている、


この二点が裏に隠されていると私は思います。

そしてこ仕組まれた仕掛け人こそ役人達で、
罠に落ちるのは我々医療従事者と患者さんです。


多くの医療事務員は役人達の罠に落ち、涙を拭った事か……。

こんなくだらない役人の罠に落ちるな!!!
医療事務員ファイト!!!

レントゲンの算定方法って分かり辛くない?

こんにちは、「怒ってるぞ!」管理人です。

私はレントゲンの計算をひも解くのが大嫌いです。
何故大嫌いかと言うと、あれこれ計算(算定)しないと価格が分からなく、間違えても気が付きにくいからです。

レントゲンの算定方法は簡単に言うとフイルムの2?5枚目まで、診断料・撮影料が1枚目の半分になるのですが(6枚目以降は価格が取れません)、

でも何故半分に?
病気や骨折の部位を見るのは1枚目も、2枚目も見るのだから金額が半分になるのは不思議です。
どういう理由で算定条件を決めているのか知りたいです。

レントゲンの撮影の例
(頭部レントゲン撮影5枚撮影した場合)(1点10円とし)

?診断料金として、
85点(1回目)+42.5点(2回目以降の100分の50)×4(2?5回目)=255点
?撮影料金として、
65点(1回目)+32.5点(2回目以降の100分の50)×4(2?5回目)=195点

?+?=450点(4500円)

4500円にフイルム枚数をたし、金額が出ます。

今はコンピューターがありますから、複雑な計算でも頭を使わずに出来ますが、
これを1回1回手計算していた10数年前だったらもっと早くに私は医療事務とおさらばしていた事でしょう。

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