「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2006年04月

完璧にチェック出来ない診療報酬(1)

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

私たち医療事務員は、毎月、一ヶ月の請求をあげるため、国の基準に則った形で診療報酬明細書を作成しています。

その診療報酬明細書(レセプト)は、お支払いして頂く前に支払基金や国保連合会によりチェックされるのですが、

所々、きちんとしたチェックは絶対に出来ないはずです。

何故なら、仕上がったレセプトには規定に則った情報が記載されていないので正しいかどうかチェックしようがないからです。

例えば1)
手術当日に手術に関連して行う処置(ギプスを除く)の費用及び注射の手技料は、術前、術後にかかわらず算定出来ない、と明記されています。

がーーー、

レセプトには、手術に施行日の記載は義務付けられていますが、
点滴や処置の施行日の記載は義務付けられていません。

従って、同日に行っていてもレセプトを見ただけでは分かりません。

例えば2)
レセプトの実日数が30日間あるレセプト紙面では、
点滴手技料95点×10日間とだけしか記載がないので、その10日間は手術日の点滴手技料なのか、否かはレセプトを見ただけでは分かりません。

もし、正しくチェック出来るようにするならば、

点滴・処置の手技料を請求する日を、手術施行日同様に記載しなければ、正しいチェックは出来ません。

とある病院の事務長は、
「レセプト上分からないんだから請求して」と、簡単に言ってました。

(冗談じゃない、もし不正がばれたら、きっと事務長は下っ端の事務員が勝手にやっと言うに決まっているじゃん!  不正レセプト作りたいなら、あんたが勝手にやれば!!!って感じでしたよ。)

簡単に不正が出来てしまう現在の診療報酬明細書、
どうして正しいチェックが出来るように決め事を作らないのか? 不思議でなりません。

診断書、一体誰が書いてるの?

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

最近少々気になることが……。

病院が出す診断書なのですが、
内容の筆跡と、医師名が書くサインの筆跡が違うのが見受けられます。

私が以前勤務していた病院でも、
同じような診断書が2枚目も3枚目もある時には、
「同じ内容だから書いといて?」と、先生から頼まれた事は多々ありました。

が、明らかに1回目の診断書にもかかわらず、筆跡の違いが読み取れます。

内容はお粗末なもので、治療の経過や症状についてまるで書かれてなく、
「受診日、何日に手術施行、現在加療中である。」
と、誰でもカルテを見れば書ける内容のものです。

診断書は高いお金を支払っているのだから、詳しく書いて欲しいものです。

そして、願わくば、事務員が診断書を書いていて、先生が内容を読んで、サインするだけ……、なんて事のないように祈ってます。

薬局に出す前に処方箋の内容確認して?。

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。(ご無沙汰してます)

病院から出る院外処方箋

その処方箋って、先生がカルテに書いたものを、事務員がコンピューターに入力して、
患者さんに手渡されているケースが多いのご存知ですか?

私が勤務していた病院は薬剤師さんがチェックしてくれていたので、
間違った処方箋を患者さんに渡さずにすみましたが、入力の時点で何度か間違えて入力した事はありました。

世の中に沢山ある病院の中で、
人手が足りず、医師、薬剤師の確認がなく、事務員の手で作られた処方箋が患者さんに渡ってしまうケースがあります。

患者さんは、薬局に行く前、処方箋の内容が先生に言われたものと間違いがないかちゃんと確認して下さい。

危うく違う薬、量を飲む羽目になってしまうかもしれませんよ。

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