「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2005年03月

ドラマのようにはいかないが格好良い病院物語

こんにちは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。

最近、テレビドラマで病院を題材にしたのって多いですよね。
俳優さんはもちろん格好良く、物語だって目を離せないほどワクワクした内容。

でも実際にはもっと人間味ある職場です。

(電話が鳴り、受け取ると)
救急隊から急患搬送の電話、ほどなくして救急車到着、
事務員は救急隊員に駆け寄り、すぐ患者さんの氏名、生年月日を書いたメモを受け取りカルテを作ります
看護師、ドクターは患者さんが来るのを処置室で待機。
ストレチャーで運ばれてきた患者さんの顔は真っ青。

ドクターはすばやく状況を把握、点滴にて静脈確保、採血し検査にまわします。
輸血が必要な際には、献血事業団に連絡を取り、至急で持って来てもらいます。

ドクターとベテラン看護師、どこにも無駄な動きはなく、テキパキと仕事をこなし、
一命を取りとめた患者さんはストレチャーに乗り、病棟へ。

手馴れた仕事でも重症の患者さんが来ると、院内はピンと張り詰めた空気が漂うものです。
依然安心な状態ではないものの、少し落ち着きを見せた患者さんに職員はホッと!

と、ここまででテレビドラマは終わるのでしょうか?
でも実際この後は皆、雑務に入ります。

ドクターは医局に戻りタバコを一服、一息するとヤダヤダと言いながら、カルテの記録を書きにナースステーションへ。

看護師は使った材料にコストもれはないか確認。
あの慌しさでは点滴の本数や、使った薬剤を覚えているのは不可能。

一連の流れを思い出しながら、使用した容器を確認、A点滴1本、酸素吸入を2リットルを何時何分から始め、心マーサージは何分し、また、A点滴をし……。
と、会計でコストもれがないようにくまなくチェックします。

輸血やアルブミン製剤を使用した際、使用した番号を記録しなければならない為、手間を省くため業者が前もって物にシールがくっついています。
それをカルテに貼ったり、そのシールがバタバタしている間に見当たらなくなくなたりし、ゴミ箱を皆で探したりと、さっき見せてくれたベテラン看護師もアタフタ×2。

看護師からカルテが事務に回って来て、コストを確認。
「検査したはずなのにコスト伝票が入ってない」とか、
「B点滴も使ったのではないか?」とか、あれこれ確認を事務員はします。

イライラしているベテラン看護師は
「良く、探してみて!」とか
「書き忘れたから、加えといて!」と、怒った口調。

看護師と事務員ってけっこう仲が悪かったりするけど、一生懸命やってる姿見るといつの間にフォローしあう仲になってたりするものです。

人の命を救う職場「病院」
患者さんには我々職員をどのように映っているのでしょう。

ドラマに出てくるような俳優、女優のように格好良くはないですが、みんなが患者さんの命を救う為に一段となっている瞬間は、ピンと張りつめた緊張の中に「助けるぞ」と言う、
人間くささが表面に現れ、格好良いと私は思います。

医療の発達が幸か不幸か?

こんばんは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。
最近新聞を読むと「安楽死」、「尊厳死」と言う言葉を目にします。
医療の発達からうまれた言葉だと思います。

私の勤める病院は小さく決して最先端の医療施設?とは言えません。
しかし、(事務員の)素人の私が見ても明らかに現代医療は発達しています。
医療の発達により間違いなく死期は延びました。

若い患者さんが医療の発達によって元気に退院していくと本当に喜ばしく思います。
しかし、高齢の方が全く意識がないにもかかわらず、機械で臓器を動かし管理しているのを見ると「患者さんはこの現状を果たして望んでいるのか?」疑問に思います。

医療の発達には
若ければとか、治るならとか、高齢者だからと言う境はありません。
死期を自分で選ぶと言う不自然をつきつけたと思います。

残された家族があなたの意思と違った事にならない為にも、自分の意見を書いておくとよいです。

そして、限りある人生を悔いなく生きていけたらと思います。

世界に1つだけの花、枯らしていませんか?

こんにちは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。

今朝ベランダを見ると、鉢植えに小さな赤い花が咲いていました。

その鉢植えは、知人から「手入れが簡単だから育てて見てください。」と言われ、断ることが出来ず、世間体と、人の良さをアピールするだけの為に(顔には出せませんが)しぶしぶいただいた鉢植えでした。

もともと花の手入れをするのが嫌いな私は、気づいた時にじょうろ等使わず、コップからドバっと、水をあげ、あとはほったらかし。
花がいつ咲くか聞きはしたものの、忘れていました。

こんな可愛がられていない状態でも見事に鉢植えは小さな赤い花を咲かせました。

自然の力強さと、花の努力に感動したのと、花に、幹に、葉に大変失礼な事をしてしまったと深い反省の念にかられます。

花はやがて散り、また時期が来たら咲くでしょう……。
今度咲く花びらには、後悔させないような花をつけさせたいと思います。

(あれ?)
ふと、振り返ってみて、私は「私と言う鉢植え」にどんな育て方をしているのだろう?

忙しい事を理由に、自分の健康はほったらかし、周囲の人達に対して思いやりがもてず身勝手な行動。
あの赤い花を咲かせた鉢植えと同じような扱いを自分と言う鉢植えにもしてきたのではなかろうか?
結果、自分の頭に咲いている花を想像すると「枯れた茶色の花」のような感じがします。

生まれた瞬間はまだ、どんな花を咲かせるか未知なる世界だったのに歳を重ねるごとに枯らしてしまったのでは?

小さな赤い花を持つ鉢植えに感謝します。私はあやうく枯れていた自分の花さえ気づかずに人生を終えていたかもしれません。

スマップが歌う「世界に1つだけの花」……。あなたはどんな花を身につけていますか?

高齢者の働く意欲見習わなくちゃな…

こんばんは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。

先日、駅前の自転車駐輪場を借りる際、受付にあたってくださった方は、70歳を過ぎて見えましたが、しかし、しゃきしゃきと対応していただき、

大変分かりやすい説明、親切な対応。

正直驚きました。

また、知人の会社で管理人や、清掃の募集をかけると
「68歳なんだけど面接していただけますか?」と言う連絡が多く来るそうです。

私なんて、休憩時間がまともに取れないとか、働きたくないとか、休むことばかり考えているのに、定年を過ぎた人達の中に働きとたいと意欲一杯!な方が多くいる事に驚きました。

現在、フリーター、ニートと言った言葉が定着している中、
働く高齢者?(と、読んで良いのかな?失礼があったらすみません)達に頭が下がる思いです。

私は仕事上、老人達と接する機会が多く、たまに、
「早くして?。」なんて心の声が出てしまいます。

先日の自転車駐輪場の方は、もたつく私のペースに合わせてくれて、日ごろの私の対応を考えると恥ずかしくなります。

働きたくないけど、イヤイヤお金のためだけに働いている若者たちに比べたら、よっぽど働く意欲のある高齢者の方達のほうが会社に利益を出すかもしれませんね。





事務員の敵は営業マン?先生?

こんばんは、「怒ってるぞ!」ブログの管理人です。

今日は病院に関わらず、どの会社も悩ませていると思われる、
電話の勧誘」について書き込みしたいと思います。

病院でよく起こるパターンを紹介しますとこんな感じです。

私   「はい、怒ってるぞ病院でございます。」
勧誘者「××商事の田中と申しますが、○○先生お願いします。」
私   「○○先生に内容を確認してから電話を回すように言われています。
     大変申し訳ありません。ご用件を伺わせていただいてよろしいでしょうか?」
勧誘者「新しい証券の営業のお話で……」
私   「大変申し訳ありません、○○先生は診察中です、改めてご連絡下さい」

と、我々事務員が丁重にお断りして電話を(ガチャリ)切ります。

勧誘の方々は先生と話も出来ず、事務員にシャットアウト!
これでは営業になりません。
あの手、この手でパターンを変え、なんとか先生と話が出来るように頑張ってきます。

例えば、
勧誘者「田中と申しますが、○○先生お願いします。」
私   「大変失礼ですが、どちらの田中様でいらっしゃいますか?」
勧誘者「個人的なお話なので直接先生におつなぎして下さい」
私   「すみません、ご用件を聞かずに○○先生にまわすと怒られますので、
     大変申し訳ありません、伺わせていただいてよろしいでしょうか?」

ここで、正直に××証券とか、△△不動産とか言う場合、粘りのない営業さんですね。
私たち事務員に「営業のご用件ですか?」を聞かれて、丁重に(ガチャリ)切られてしまいます。

勧誘者(営業)の方も負けてはいません。

勧誘者 「同級生の紹介で個人的に話があります」とか、
勧誘者 「○○先生に直接つないでいただければ分かります」とか

中には怒鳴って
勧誘者「お前事務員だろ??つなげば良いんだよ!!!!

と、言う勧誘の方もいます。

事務員になって間もない頃は良くつないで怒られたものです。

○○先生「今、電話まわした事務員は誰だ!!営業の電話だぞ、良く聞いてから間まわせ」
とね(笑)

ちゃんと聞いているてからまわそうとすると、
○○先生「俺に電話だろ、早くまわせ!!!!」と怒ったり、

ほんと事務員なり立ての頃は苦労しました。
今では勧誘の電話に負けてはいませんよ。営業の電話と察すると、

私  「○○先生は手が離せません」とか
私  「只今○○先生は救急車で見えられた急患の診察にあたっております」とか」
私  「ご用件は?ご用件は?ご用件は?」と、しつこく聞く(笑)

最近は10勝0敗!勧誘(営業)の電話だ!って受け答えで分かるようになりました。
(勧誘の電話を多く取っている、事務員さんなら同じですよね)

おかげで、○○先生に怒られることはなくなりました。

勧誘者(営業)の方も仕事なので必死ですが、我々もいかにつながないようにするか必死です。

そして、どこの企業の事務員さんも私と同じ思いをしたことありますよね。
(○○先生や、○○社長にいかに怒られないようにするか)気をつかいますよね!

最後に一言
○○先生、☆☆社長、自分の都合で
「電話をまわすな!!!」とか
「俺に電話だろ、すぐまわせ!!!」とか、自分の都合で怒鳴らないで下さい(笑)









 
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