「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2004年02月

悩んでます

最近仕事について悩んでます。

事務員ではありますが医療ビジネスの場で給料をもらい生活しています。

医療の現場ではあれ??っと首をかしげてしまうような事がまかり通っています。
長くその環境にいる為、おかしい事がおかしいと思わなくなっていのでは?
と、考えずにいられません。

経営者は
1、患者の為の医療を
2、地域の為の医療を
とか言ってますが、実際は患者の確保、売上向上を強く言い、

相談員は
他病院に行き「現在、当病院は病室があいてます。そちらの病院で長期入院されていて退院して欲しい患者さんを受け入れいたしますのでご紹介下さい」
と患者確保の営業をしに行きます。

はあ……、
経営と医療のはざまに悩んでます。

来週から月末締めの仕事に入る為、ブログ書き込み1週間休みます。

これまた、医療ビジネスの月締め売上総決算、
「診療報酬明細書」を作ります。

あーーー、憂鬱だな。

ありがたや保険会社

こんばんは。

先日は保険会社の行き過ぎた対応は、事故を起こした人の事の重大さに対し、意識を薄れさせてしまうのではなかろうか、、、と言う点について書かせていただきました。

反対に保険会社さんが間に入って良かったと思うケースも沢山あります。

皆様、世の中にはいろいろな人がいるのは、社会生活をしていると感じますよね。

事故を起こしたりして、加害者、被害者の関係になり、被害者が必要以上の要求を加害者に請求してくることがあります。

そのような時、やはり保険会社さんが間に入っていただけると心強いです。

事故を起こしてしまった方、起こされてしまった方、交通ルールを守らず飛び出して轢かれてしまった方等など、状況はさまざまで、各々思いは複雑だと思われます。

保険会社さん、仕事とはいえ、加害者被害者の間に入り大変な仕事だと私は思います。

これほど事故が多い背景に、事故を起こしても保険会社に加入していれば事故を起こしても安心……、という安易な気持ちが人に染み付いた結果では?と私は考えてしまいます。

二度と事故をさせない為にも、事故を起こすと大変だと、もう起こすものか、、、と当事者の方々に理解していただけるような対応を保険会社さんにはお願いしたいです。

責任の所在

現代は車社会であるがゆえ、交通事故が頻繁に多発しています。
私が勤務する病院にも毎日のように交通事故の患者さんが搬送されてきます。

信号無視の車に轢かれてしまった方
前方不注意で前の車にぶつかってしまった方
自転車と車の事故

等など、ありとあらゆる状況に遭遇してしまった患者さんがいます。

車が関係している事故だとほとんど保険会社の方が間に入り治療費の支払いをしてくれます。

患者さんは言います。
初めのうちは何度か見舞いにも来ものの、保険会社が間に入ると事故相手は病院には来なくなり、電話をすると、「すべて保険会社に任せてますので……」と言われてしまうそうです。

世の中、(便利+合理的)=人任せ
になってしまったのではないでしょうか?

保険会社に治療費の支払いは任せきりで、日々の忙しさから事故を起してしまったことまで忘れていませんか。

面倒な手続き、請求等を代理である保険会社が代行することで、事故をおこしてしまった方の責任は免れたわけではありません。

すべて保険会社に任せてある……、このセリフを聞くたびに事故の責任の所在ってどこにあるんだろ……、と考えてしまいます。

事故手続きのプロである保険会社さん、すべて任されてしまうのも考えものだと思いませんか?

保険会社さん達が何でもやってあげるから、加害者は事故を起こしてしまった事の重大さを、忘れてしまうのではないでしょうか?

(事故を起こすと)これほど大変なんだと気づかせて、二度と事故を起こさせない為にもできる限り責任の所在をはっきりわからせてあげて下さい。

明日はこの逆で、保険会社が間に入って良かった話題をしたいと思います。

診療報酬解釈

先日上司から入院料について調べて欲しいと言われ

分厚い本である「診療報酬解釈」を調べていると、

P545 注2
一般病棟入院基本料の注2に規定する別に厚生労働大臣が定める基準に適合するものとして届出を行った病棟に入院している患者(第3節の老人特定入院料を算定する患者を除く。)については、当分の間、当該基準に係る区分に従い、老人一般病棟入院基本料を算定できる。

と、この後も解釈は続くのですが、

まったく、何書いてるのかほんとわかりにくいったらありゃしない、

しかも

この文章内にある、「当分の間」っていつまでの事なんでしょう?

この本は診療報酬の解釈本で、医療の金額を決める為に作られたものなんですが、その解釈本が「当分の間」なんてあいまいな書き方しているのっておかしくないですか?


診療報酬解釈を作っている方々にお願いです。
もっと簡単にわかりやすい内容で、そしてあいまいなニュアンスを使わないで解釈本を作って下さい。

患者さんは、治療費の不透明さに医療不信になってます。
誰が見ても一目瞭然な診療報酬を作ってください。

病院は病気をビジネス化している場です

こんばんは、あー、やっと週末、今日もポカポカ陽気で気持ち良かったな。
いつもこのページを書き込むと怒ってばかりいるみたいですが、私、いつもはニコニコしてるんですよ(笑)

今日は長期入院が出来ないからくりを書き込みたいと思います。

入院すると病院は「入院料」という治療費を患者さんから支払ってもらいます。

この入院料が長くなればなるほど安くなってしまうカラクリがある為、長期入院をしてほしくないと病院側は思うのです。

例えばですが
 1?14日→5千円
15?30日→2千円

と、このように長期入院は病院にとって利益が減っていくのです。
それなら、新しい患者さんが回転良く、入退院を繰り返してもらう方が経営者にとって、利潤が大きくなるシステムなのです。

「当病院では3ヶ月しか入院出来ませんよ」なんてセリフ、耳にしたことありますよね。
短期間の入院なら経営上利益があるから入院させますけど、長期に亘る入院は経営上としては好ましくない、と言うわけなのです。

病院は病を治すビジネスの場なのです。

経営者は長期入院者を早く追い出そうとします。
そこで登場するのが医療相談員です。

相談員なんて言うからには患者さんの立場にたってくれる……、なんて思ってはいませんか?

相談員だって経営者に雇われているサラリーマンにすぎません、経営者の言いなりになり、経営上、損しないように仕事をします。

「当病院ではもう行う治療がありませんので退院、もしくは、他の病院に転院して下さい」

なんて相談員から言われてしまった家族の方、多いはずですよ。

相談員の方、自分の心に聞いてください、本当に患者さんの立場にたって医療従事していますか?経営の歯車になっていませんか?

私は、怒ってます。
病気をビジネスとして考えている人々に……、
そして経営の駒となり「病ビジネス」の中で生きている自分に……。
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