こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

私たち医療事務員は、毎月、一ヶ月の請求をあげるため、国の基準に則った形で診療報酬明細書を作成しています。

その診療報酬明細書(レセプト)は、お支払いして頂く前に支払基金や国保連合会によりチェックされるのですが、

所々、きちんとしたチェックは絶対に出来ないはずです。

何故なら、仕上がったレセプトには規定に則った情報が記載されていないので正しいかどうかチェックしようがないからです。

例えば1)
手術当日に手術に関連して行う処置(ギプスを除く)の費用及び注射の手技料は、術前、術後にかかわらず算定出来ない、と明記されています。

がーーー、

レセプトには、手術に施行日の記載は義務付けられていますが、
点滴や処置の施行日の記載は義務付けられていません。

従って、同日に行っていてもレセプトを見ただけでは分かりません。

例えば2)
レセプトの実日数が30日間あるレセプト紙面では、
点滴手技料95点×10日間とだけしか記載がないので、その10日間は手術日の点滴手技料なのか、否かはレセプトを見ただけでは分かりません。

もし、正しくチェック出来るようにするならば、

点滴・処置の手技料を請求する日を、手術施行日同様に記載しなければ、正しいチェックは出来ません。

とある病院の事務長は、
「レセプト上分からないんだから請求して」と、簡単に言ってました。

(冗談じゃない、もし不正がばれたら、きっと事務長は下っ端の事務員が勝手にやっと言うに決まっているじゃん!  不正レセプト作りたいなら、あんたが勝手にやれば!!!って感じでしたよ。)

簡単に不正が出来てしまう現在の診療報酬明細書、
どうして正しいチェックが出来るように決め事を作らないのか? 不思議でなりません。