山のキャンプ場につき、先ずはテント張り。

出来上がったテントにゴロリ、と、横になってみると、マットを敷いているせいか、全然硬くなく、

「あ?、これなら体も痛くなく眠れるっと」
と、ひと安心♪

落ち着くまもなく、すぐに薪採り。

落ちている薪を拾うのですが、これが案外重労働。

2時間たっぷり薪を拾い、やっと、一休みかな? と思いきや、

さ?、すぐご飯の支度……。

休む事なく体を動かす、動かす。

働かざるもの食うべからず!!! まさにそう言った感じでした。


夜ご飯を終え、ほどなくし、もう、真っ暗。
電気なんてないから、山の夜は早いんですね。

日々、都会で生活していると当たり前の生活が当たり前でないのに気づかされます。

夜になると温度は急激に下がり、薪を燃やさないと寒くてたまりません。

どんどん、薪を燃やし、2時間かけて取ってきた沢山の薪は今夜で無くなってしまいました。


朝……。

まだ、太陽は山から顔を出していません。

周りの空気はピン、と張り詰めていて肌寒さが感じられます。

空気は最高に澄んでいて透明さが感じられます。

時間が経過するにつれ、太陽がだんだん高く昇ってくると、周りの景色、木々の表情、鳥たちのさえずり……、まるで生気を吹き返したかのごとく騒がしくなっていきました。

つづく