「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

医療関係

未収金回収(やり取り置換)

今日は久しぶり病院ネタ。

知人がクリニックを受診。
念のため検査をした方が良いと言われ、紹介状を持って大きな病院へ。
検査を済ませて異常なし、会計し、帰宅。
(ここまでは問題なし)

後日、友人の元へ病院から電話があり、
病院「未収分がありますから支払いに来て下さい。」
友人「えっ?言われた金額を支払いました。」
病院「追加分が出ましたので...」
友人「....あの、きちんと請求して下さればお支払いしましたし、
そちらに伺うのに1時間以上かかるのですが...。」
病院「ではお近くにいらした時、お支払いをお願いします。」

電話を切る。

友人「何で言われた通り支払ったのに、また来いって何?」と、ご立腹。

この会話、
「病院」の部分を「飲食店」に置換してみた。

飲食店「未収分がありますから支払いに来て下さい。」
友 人「えっ?言われ金額を支払いました。」
飲食店「追加分が出ましたので...」
友 人「....あの、きちんと請求して下さればお支払いしましたし、
そちらに伺うのに1時間以上かかるのですが...。」
飲食店「では、お近くにいらした時、お支払いをお願いします。」

脳内で色々な業種で置換をしてみたが、
このパターン、
信頼関係が出来てないと回収は難しそうですね。




病院で支払う治療費3割負担、減額、減免について

病院窓口で支払う治療費3割、払えないからといって病院へ行くのを止めたりしないで下さい。
条件によって窓口負担3割を減額、減免してくれる場合があります。
http://kokuho.k-solution.info/2006/05/post_8.html

また、病院によっては分割にしてくれる場合もあります。

医療相談室、事務員さん、時には優しそうな先生なら相談するのもありです。
困ったら遠慮なく聞いて下さい。

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治療費が払えなくなると、生活保護をイメージしますが、
いきなり役所へ行き、「生活保護を受給したい」などと言うと、

生活保護の条件のみを説明されて、
「あなたは対象外なので受給できません」と追い返されるケースがあります。

つまり、役所は聞かれた内容にのみ回答。
本来、減額、減免の対象者だったとしても、
聞かれた内容が生活保護のことだったので、生活保護のことしか説明されず、
他の制度について教えて貰えない場合があります。

私の経験例:
ご自身もきちんと調べて制度を理解した上で、
「〇〇病院の〇〇さんに治療費の相談をしたら、こちら(役所)を紹介されました。
何か私が受給できる制度はありますでしょうか?」と、ご自分が受給できるであろう全てを教えてもらって下さい。
そしてその中からご自身に合った制度を受給されて下さい。
最後に必ず受付者の名前はメモして下さい。

※担当者の心理
誰かに紹介された→やばっ!きちんと説明しなければ。
名前をしっかりメモ→責任の所在が断定されるため、追加でこれも話しておこう...という流れになることもしばしばあり。







社会福祉士の資格ってホントに必要なの?

こんにちは、「怒ってるぞ!」管理人です。

最近、習い事でもしようかと「習い事・資格」等、ネットや本で調べると、

社会福祉士資格への道…とか
社会福祉士資格と求人…とか一杯ありますね。

(こんな事書くと社会福祉士さんに怒られそうですが)
国家資格にする必要性ってあったんでしょうか?

病院では、社会福祉士さんは地域連携室や医療相談室と言う、聞こえが良い部屋で仕事をしていますが、

(すいません、マイナス面を書かせて頂きます)
業務内容は長期に渡って入院している患者さんの転院先を探す業務があり、
受け入れ先が決まらないと、まるで社会福祉士さんのせいにさせられ、院長・事務長からはドヤされる始末。
(褥瘡が沢山あったり、MRSAの患者さんだっだりだと社会福祉士さんの力は関係なく受け入れ先はないですよね)
又、社会福祉士さんはいつも忙しそうですが一体何に忙しいのか分からず??? と誤解され。

看護師さんの補佐的なしごとであったヘルパーさんが資格を得る事で給与が上がる。
これは資格の意味も分かります。

でも、社会福祉士は資格があるからと言って事務員との差はあまり見られなく、
又、変に資格があるから苦情処理や未収回収等も押し付けられ、
返って国家資格がない方が良いのではないか?と思ってしまいます。

治療費を決めた方々に真意を聞きたい

こんにちは、「怒ってるぞ!」管理人です。

病院でお薬を貰う時、又、お薬の処方箋を貰う時、お薬代だけでなく、処方料やら、処方箋料といった代金も患者さんは支払わされているのご存じですか?

中でも、摩訶不思議なのが、特定疾患処方管理料。

特定疾患処方管理料は、高血圧や高脂血症と言った特定疾患のある患者さんに対して、

特定疾患の薬を貰ってなくても27日以内の処方なら特定疾患処方管理料代金が取られてしまいます

例)
高血圧の病気を持った人が便秘をし、かかりつけの診療所に行った場合。
(高血圧の治療は全くないと仮定し)、
治療内容は便秘のみ。便秘のお薬3日分しか処方されていないのに、特定疾患処方管理料の15点加算されます。

何で高血圧の治療をしてない・お薬も貰ってないのに特定疾患処方管理料15点×3割=40円(患者負担)を支払わなければならないのでしょうか?
支払う額は微々たるものかもしれませんが、1つの診療所として多くの患者さんから特定疾患処方管理料を貰っていれば、塵も積もれば山となりますよね。

これって、医療機関の保護? ……ですか?

何で医療費の算定方法って理解し難いでしょう。
治療費の算定方法を決めた方々に真意の程を聞きたいです。

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特定疾患処方管理料とは

月に、
?、1回で27日分以下のお薬を貰う時は、15点加算(月2回までOK)特定疾患の薬でなくても算定可能
?、1回で28日以上お薬を貰う時は、65点加算(月1回のみ)特定疾患の薬でないとだめ
?、1か月に?と?の同時算定は不可。

と言う、決まりがあります。

医は算術

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

医は算術……、なんて言葉聞いたことありますか?
病院は、治療行為をサービスとし提供、患者さんからはお金を頂く営利企業です。

健康保険を使って診療をし、経営する医療機関もありますし、
全額実費(健康保険を使わない)で経営する医療機関もあります。

そして、多くは健康保険を使った診療、即ち、国が定めた請求方法(診療報酬)に則って患者さんからお会計を頂いてます。

この、診療報酬がいつも(毎回)ブログで書いてるように分かり難い。
○○を算定したら、××を算定しない……、といった決め事が沢山あり過ぎるからです。

この診療報酬を熟知しているお医者さんはそう、多くないと思います。
そして、私は熟知しているお医者さんがいたとしたら、その先生には治療して欲しくないです。

なぜなら……。

例1)
看護師:先生、救急患者さんです。
先生 :すぐに気管切開をしよう……。
看護師:あ、でも、先生、気管切開のチューブは24時間以上留置していないと、手技料は取れますが、チューブ代金は取れませんけど……。この患者さんは24時間持もつかしら……。
先生 :ん……、そうだな、24時間は無理かもしれんな。
看護師:それなら、気管切開どうしましょうか…。
先生 :そうだな、今年こそは赤字経営を黒字にせねばならないし。よし、気管切開は止めにしよう。


例2)
看護師:先生、Aさんのお薬はどうしましょうか
先生 :うん、○○錠と××カプセルと……、おっと、いけない、いけない。7種類以上投与すると処方箋料が安くなってしまう。病院経営、病院経営。
看護師:Aさん、先生からお薬の処方箋出ましたから、外の薬局で貰ってね。
Aさん:あの……、○○シロップも欲しいですが……。
先生 :だめだね、これ以上出すと7種類以上になっちゃうから。明日また来て、そしたらまた6種類までならお薬の処方箋書いてあげるよ。

例3)
看護師:先生、人口呼吸器をしているBさんの喀痰吸引どうしましょう。
先生 :あぁ……、人工呼吸器している患者には喀痰吸引の料金が含まれているんだっけ。
看護師:そうでしたよね。
先生 :じゃ、お金が取れないBさんは後回し、お金の取れるCさんの喀痰吸引から先にやってあげて。

と、例を挙げれば切りがありません。
(まぁ、こんなオーバーな事はないと思いますが)
治療よりもお金優先だと、真の医療が出来なくなります。

そして、上記例のような事柄が厚い本にまとめられるほどあります。
小さなクリニックなら、治療も決まった事しかありませんので、診療報酬に則った請求が出来るかもしれませんが、
病院では、複雑な治療に対して、あの膨大な解釈がある診療報酬を理解して治療が出来るとは思えません。

治療に当たる先生が把握出来ないほど、難しく、
妙なところで曖昧にし、ごまかせるようになっている診療報酬。

絶対に制度としておかしいと思います。

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