今回は入院料について。

これぞまさに「怒ってるぞ!」ブログって感じの題材。
患者様は具合が悪いから入院しているのに、こんな不透明な医療費を請求され、
請求内容をどのようにチェックして良いのか分からず、言うがまま支払うしかない。
人の弱みに付け込んでいるとしか思えません。


※点線内は制度について書いているので読むのが面倒な方は最初と最後だけで!
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おっ、読むつもりですね!では先へ。

お医者さんにかかると、
注射料、処置料、検査料、レントゲン料...と受けた行為により支払いが請求されます。
そして入院すると入院料がかかります。
※入院料は病院の規模・看護師さんの人数等により異なり、そして色々な名目をつけて沢山加算されます。

ではここから本題、
繰り返し入退院がある方は、入院日(入院起算日)が違ってくると金額が変わります。
(ここでは金額は分かり易くするために下記金額で説明しますが通常は各個人で金額は違います)

入院初日(入院起算日)~14日目までは13000円
15日目~30日目までは10000円...

このように入院すると、入院初日~14日目までが一番高額で、
15日目から段階的に下がっていきます。

例えば
初回入院日平成27年1月1日~1月15日退院(15日間)
再入院:平成27年1月30日~平成27年2月10日退院(12日間)
合計27日間入院の場合

パターン1とパターン2、入院起算日が変わると金額が変わってしまいます。

パターン1
初回入院日と再入院日の起算日が同日平成27年1月1日の場合
13000円×14日=182000円
10000円×13日=130000円
27日間入院金額=312000円

パターン2
初回入院起算日と再入院日の起算日が違うと...。
①平成27年1月1日~15日分(初回入院)
13000円×14日=182000円
10000円×1日=10000円
会計=192000 円

②平成27年1月30日~2月10日分(再入院)
13000円×12日=156000円
①②の合計27日間入院金額=348000円

このように、パターン1とパターン2、入院日(起算日)が変わると36000円も金額が変わってしまいます。
そして入院起算日を新規にするか、継続にするか、これはまた条件があります。
長くなるので条件は次回に...。

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ともかく医療の支払いは複雑・不透明で、多くの患者様はなんだか分からないけど請求されるから支払っているって感じだと思います。
医療だけでなく、お役所がからむといつも難しくなり、分かりづらい。
わざと分かりにくくして文句を言わせないようにしているのでは?と常々怒っています。

民間と比べて見て下さい。
民間の請求はすっきりしています。
例えば自費の整骨院だとマッサージ1時間5000円とか、
ホテルに宿泊したら一泊10000円とか...。
もし民間でこんなめんどくさい請求をしたら胡散臭くて一気に淘汰されそうですよ。
本当、お役所が絡む仕事はしたくないです!