「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2005年04月

コミュニケーション(1)

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。
皆さんの会社は各部署、連携やコミュニケーションって上手に取れていますか?

病院のセクションは大きく分けると、
医師、看護師、看護助手、薬剤師、検査技師、レントゲン技師、事務等と分かれ仕事をしています。

そして、
医師は病気を診て
看護師は看護
事務は会計……。

上記のように、各専門職員がそれだけしかしていなかったら病院経営は成り立っていきません。

しかし、医療業界ってみんな専門意識が高いせいからなのか、自分のテリトリー以外の事は知っていても知らん振りする人が(個人差はありますが)、多かれ少なかれあります。

例)、治療費が滞っている患者さんが入院していた場合
コミュニケーションが取れている看護師だと,滞ってる患者さんの家族が面会に来ると、
事務所に「○○さんの家族面会に来てるよ!」と、教えてくれます。
すると、事務員が病室に行き、早期に治療費の悩みや相談を聞けて、対策が取れます。

これがもし、コミュニケーションが取れてなく
「看護師は看護する事が仕事、治療費は事務の仕事、事務が自力で家族と連絡をするのがスジ!」
なんて、事になると、(なかなか連絡が取れなかった)患者さんの家族と会えるせっかくの機会をみすみす逃してしまいます。

しいては経営悪化につながります。

また、ナースステーションでちょっとしたコミュニケーションの会話(雑談)が、患者さんにプラスになる事ってあります。

コミュニケーション強化が企業の経営向上につながると私は思います。
(私だけでなく、多くの方々が同じように思っていると思います。)

そしてコミュニケーションは職場だけではなく、家族、友人、近所づきあい……、と、あらゆる人間関係に必要になってきます。

イライラしたり、されたりと、世知辛い世の中(私が思っているだけかしら?)ですが、
コミュニケーションがいかに大事であるが心に刻み、
コミュニケーションの始まりでもある「おはようございます!」「こんにちは!」を明るく言っていこうと思います。

♪ d(⌒o⌒)b♪

病院は病気製造工場(3)

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。

今日は、仕事お休みだったので、近くの川沿いをサイクリングしてきました。
ポカポカ陽気の中、新緑の草木に、黄色の菜の花、紫のだいこんの花が風にゆられ、川では流れにのり、のんびり鴨と鯉が泳いでいました。

あ?、おだやかな日だわ♪?。ずっと続けばいいのにな?♪……と、思いますが、
しかし、しかし、こんなおだやかな日は続くはずはありません!
また恐怖の月末月初がやって来る!(>_<)ぎゃーーー。

医療事務の仕事は年末年始、ゴールデンウィークはありません。
月初め(1?8日前後)の間に健康保険の7割を請求する書類、
診療報酬明細書(レセプト)をひたすら作るのです。

作ると言っても、今はコンピュータがありますから、月末に全患者さんのレセプトを印字し、一人一人おこなった医療内容に

?コストもれがないか?
?病名もれがないか
をチェックすると言う作業なのです。

病気って、1つ主たる病気にかかると
従として、複数の病気が作られてしまうのに気づいた事ありますか?

例えば

例)Aさん、風邪の場合
主たる風邪薬の他に、
従として
風邪からお腹がくだる?整腸剤(下痢症)
脱水の為?点滴(脱水症)

例)Bさん、アトピー性皮膚炎の場合
主たるアトピー性皮膚炎のアレルギーの薬の他に
従として
かゆくて眠れないから、?不眠薬(不眠症)
かゆくて落ち着かないから、?精神安定剤(不安神経症)

上記のように1つの主たる病気から、従として複数の病気が出来てしまうのです。

この、従たる病名もレセプトに記載しないと正しい請求には値しないのです。
そして、この従たる病名って、結構、月初めに医療事務員がつけているんですよ。
(いちよ、私は先生に従たる病名に誤りがないか確認はしますが……。)

もし、機会があったら実際レセプトを見せてもらうと良いですね!
アレルギーの病気のはずなのに、精神疾患のすごい病名がついているかもしれません。

レセプトを作りながら、
「病院ってホント病気製造工場だな……」って思います。

病院は病気製造工場(2)

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。
今日は、骨粗しょう症について書き込みします。

この病気は、カルシウム不足から骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。
(最近、この病気を知らない女性はいないと思います。)

先日母が足をくじき、捻挫で近所のクリニックに行きました。
すると、
「年齢も年齢だから、骨粗しょう症の薬、飲んだほうが良いね。処方箋出しておくから……」と医師に言われ、薬を飲み始めたそうです。

(おやや???検査しなくて、骨粗しょう症って決めちゃっていいものかしら?)

思えば私が勤務する病院でも、女性に検査せずに骨粗しょう症の注射を打ったり、薬が出る事があります。

果たして本当に骨粗しょう症なのでしょうか?

母は今でも骨を気遣って、骨粗しょう症の薬を欠かさず飲んでいます。
その姿を横目に私は
病院って、つくづく病気製造工場だな……と、思いました。

追伸
骨粗しょう症の検査には、、骨密度を測る検査で分かります。
骨は大切ですからね!心配な方は病院へ行き、検査することをお薦めします。
正しい検査をして、正しい処方箋、注射の指示をだしてもらいましょう。

病院は病気製造工場(1)

こんばんは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。
暖かい日が続いたと思ったら、また、寒い日……と、調子崩しやすい時期ですね。

39度、熱がある人が病院に来ると、
(病院は病を治す場所にもかかわらず)

「ひぇ?、出歩いてないで家で暖かくして寝てないと……」と、心配します。

2月、インフルエンザの患者さんが多く来た時期には、
高熱で来院した患者さん自らが、
「込んでなかなか順番が回って来ない、このまま病院にいるとインフルエンザがうつりそうなので帰ります」と、言った患者さんがいました。

上記のような事にうなずけます。

病院は病気を治す場所でもありますが、一方、病原菌の宝庫です。
暖かい格好で、マスク等し、完全防備で来て下さい。
そして、具合悪そうに(否、悪いから演技する必要もないのですが……)、して下さい。

すると、優しい看護師が優先的に治療出来るよう、先生に配慮してくれますよ!


そして、出来れば風邪ひかないに越した事はありません。

「おっ、寒い!ヒヤっ!」と思ったら、一枚洋服増やす、布団増やすして下さいね。

コップにレモンのしぼり汁(レモン半分)、はちみつ(好みで大さじ3?6杯)を入れ、お湯を注ぎポカポカレモネードもお薦めします。
ビタミンと蜂蜜の効果でしょうか?のどの痛み、風邪にとっても良く効きます。

薬剤師さんが言ってました、
「薬は毒だから飲まないのよ(笑)」って!

医師の判断により病院で薬をもらう事も必要ですが、まだまだ自然療法も捨てたものではありません。



当直医のいない病院

こんばんは、「怒ってるぞ!」管理人です。
今日は、当直医がいない病院の出来事を書き込みします。

数年前,私が勤務した小さな救急病院は院長と他、数名の常勤医で患者さんを診ていました。
常勤医は1日の仕事が終わり、当直医が来ると交代し自宅に帰ってしまいます。

当直医の先生は、大学病院からアルバイトをしに来ていて、朝6:30頃になると大学病院へ帰ってしまいます。
常勤医がくるのは朝9:00前……。

そうなんです、朝6:30?9:00までの間、院内にはお医者様はいないのです。

入院患者数は100名。
しかも救急病院なので24時間体制で外来患者を診れるとうたっているにもかかわらず、その時間帯(朝6:30?9:00)にお医者様はいません。

腰が痛いと言って救急で来た患者さん。
看護師は院長に電話連絡し、症状等を話、指示をもらいレントゲンを取り、薬を患者さんに渡し帰って行きました。
そして、朝10:00頃その患者さんの奥さんは、

「レントゲン結果の説明を常勤医がする約束になっていた」との事、再度来院しました。

説明を受けるまで待たされ、さらに治療費は朝の時間外料金と、10:00に来た同日再診料金をいただいていました。

こんなの詐欺ですよ。

つい最近この病院が倒産しと聞きました……。
当直医の件のみみならず、評判も押して知るべしだったのかもしれません。

小さな病院は少ない先生で病院を運営して大変だと思います、だからって医者がいなくて仕方ないとは言えません。

当直医とは契約の段階で朝9:00までいてもらうようにする、とか、
交代で常勤医が早番出するとか、ちゃんと決めなければならないと思います。

救急病院だからといって、常に医者が万全の体制で構えているとは限りません。

1、(先に述べたように)朝の交代時間帯
2、夕方の交代勤務時間帯
3、入院患者さんが急変した時間帯

以上のような時間帯があります。

よく、「朝から具合が悪いかったんですがもう我慢出来なくって…」と、P、M23:00頃来院する患者さんがいます。

夜間になると、不安からだんだん調子も悪くなるのかもしれないと、よく看護師さんは話していました。

朝から調子悪かったら日中来院した方が良いです。
常勤の先生もいますし、検査も出来ます。夜間では最低の応急処置しかできません。
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