「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2004年08月

仕事による精神疾患

病院で仕事をしていると気が付くのですが、
ここ最近、仕事によるストレスから精神のバランスが崩れてしまう方が増えています。

バランスを崩してしまう原因は多種多様ですが、個人が出来る範疇を超えた仕事を任され、

現状として、物理的に無理な状況にも関わらず、ギブアップせずに頑張ってしまう。

21時…、22時…、 23時……、
時間は一刻一刻と過ぎていくにも関わらず任された仕事はまだ終わらない。

焦り、緊張、責任、重圧……。

当然、睡眠、休暇を返上し仕事だけに時間を費やす……。

上記のような状態が続く……。


多大なストレスにより気づいたときには精神のバランスが崩れてしまい、自力では、もう回復出来ず、薬を投与しなければならないまで体が衰弱してしまった……。

こんな方、又、予備軍の方多いはずです。

上記文章を読まれる方によっては、

能力がないのでは?とか、要領が悪いのでは?と、思う方や、

はたまた、経営者の方は、
そんな人材はいらない!と、檄を飛ばす方、いるかもしれませんね。

しかし、どうでしょう?

日中は休み時間を裂いてフル回転で動き回り、それでも仕事は終わらず、22時、23時まで仕事をしている状況で、

病気になったのは個人の能力のなさによる精神疾患とみなされてしまうのでしょうか?

先日、年配の方から苦情を言われたのですが、

「仕事が遅いのは、仕事の分担がちゃんと出来てないのか、そうでなければ、人材不足かのどちらかだ!!!」と、強く言われてしまいました。

上記のような環境の中で仕事をさせ、個人の精神のバランスを崩させてしまった会社にも問題はあると思います。


会社(経営者)はまた新しい人材を雇えば良いでしょう。

しかし、個人の人生は病気との戦いとなります。

劣悪な環境で仕事をしなければならない方、自分だけで無理な時には、上司なり、経営者なりに相談して対処策を考えてもらって下さい。

病気になってからでは、遅いのです。


そして、家族の方へ、

良く言われますが、精神疾患になるまでに患者さんは必ずSOSを出すと言われています。

相談を受けたとき、意見等を後にし、

まずは、話を聞いてあげて、リラックスさせてあげて下さい。

追記:
2004年8月31日 東京新聞朝刊より

バイト50日で過労死認定
雑誌政策で男性が急死 会社に賠償命令 大阪地裁判決
[雑誌の制作会社でアルバイトを始め約五十日で急死した大阪府枚方市の.......]

景気の問題、賃金の問題、いろいろな問題が合わさっての事だとは思いますが、皆さん自身にも関わりの有る問題かと思います。

医療事務の通信講座

こんにちは、ここ数年、新聞や、雑誌に掲載される通信教育講座で「医療事務」が目に留まります。

会社勤めのOLが仕事がイヤになり、辞めたい……、でも理由がないと辞められない……。

そんな時、「医療事務」の仕事って興味をそそる女性は多いと思います。

「医療事務」の仕事って、病院で勤務し、病気で困っている患者さんの力になれるし、世の為、人の為に自分を生かせる職場!

なんて、思ったりしませんか?


本当は「仕事辞めたい」と、言う気持ちから、
何か他に出来る事ないかしら? と、探し見つけ当てたのが「医療事務」であったにもかかわらず、

「医療事務がしたい!」

だから、会社を辞めざるを得ないような事を人に言い、仕事がイヤで逃げ出す自分の気持ちを正当化する。

そして退職し、意気揚揚と通信教育を受講する人いませんか?

「医療事務」って
聞こえ良し! 世間体良し

疲れたOLには格好の転職になりやすいパターンだと思います。


こんなパターンに陥らないで下さい。


医療事務はそんな生易しく、格好良く出来る仕事ではありません。


仕事の内容自体はどの仕事もそうですが、慣れれてしまえばなんてことありません。

しかし、労働条件が悪いです。

1、一般事務より給料が安いです。
2、週休2日はないと思った方が良いです。
3、小さな病院だと当番で日曜出勤があります。
4、当初思っていた、患者さんの為に……なんて優しい心は忙しいあまり忘れてしまいます。


他、他、一杯イヤな事が沢山あります。

私は病院にしか勤務した事がなく、他の業種でどんなイヤな事があるのかわかりません。

しかし、今ある仕事がイヤになったからと言って「医療事務」を選ぶなら、止めた方が良いと思います。


病院とは、病気の方が来る場所です。

病気は健康な精神状態が保てなくなります。

その見えない精神状態の患者さんを受付にて我れ先に対応するのがあなたです。

病院を訪れた患者さんは、自分の症状を、どのように、どのタイミングで伝えて良いのか分かりません。

それを受けて立つ(笑)のが、病院の受付です。小さな病院で受付専門の方がいなければ、これを医療事務の人間が対応するわけです。

患者さんは、自分の言いたいことを言ってきます。その中から医療の観点で必要と思われる事をヒヤリングして、適切な診療に辿り着けるようにしなければなりません。

限られた時間の中で、一人一人の患者さんに対応する時間もそれほど当てられません。

ところが、中には、医療とは全く関係のない事を受付担当に話す方も出てくるわけですね(笑)

そういう方に、「○○病院」として最初に対応するのがあなたです。

病気は読んで字の如く、気の病。
精神的に不安定な状態になる事も少なくありません。

毎日繰り返されるこの問題(笑)をストレスと感じるか、どうかはあなた次第ですが……。

そういう事まで考え、受講するか否か、検討して欲しいものです。

追記:
在宅で医療事務(特にレセプト処理)をして副業しましょう……と言う勧誘が増えています。

しかし、実際には、
1.在宅労働者に院内の伝票を持たせて入力させたり、
2.入力済みのレセプトを院外の在宅労働者宅へ持ち出し、点検をさせるなんて事は現状ありえません。

このような悪質な(「医療事務の仕事が在宅で出来副収入を得られるようになる」と言う名目で高額な学習教材の販売をする)勧誘には、皆様、十分ご注意くださいね♪

参考URL
在宅ワーク付き医療事務通信講座にかかる教材販売契約の錯誤無効
実録!勧誘電話 在宅の仕事・医療事務系

「怒ってるぞ!」 夏休み紀行 (3/3)

A.M6:00 赤とんぼが朝日を背に、辺りを飛び始めました。

一緒に行った、親戚の子ども達も起きはじめ、トンボを追っかけ走り回ります。

その横で、地元の方々が朝から山に入り仕事を始めていました。

そんな姿をのんびり眺めながら、東京での世話しない日常って一体なんだろう?と考えてしまいます。

都会での生活は確かに便利です。

便利になればその分、時間にゆとりが出来るでは? と、思いますが、実際そうではありません。

便利になればなるほど、ますます忙しさが加速しているのでは? と、眉をひそめてしまいます。

山の夏は当然暑かったです。

しかし、風通しの良い部屋は涼しいし、外も木陰に入れば暑さを感じません。
又、川の水も冷たく、自然の力で暑さをしのぐ事が出来ます。

都会はどうでしょう?

便利なエアコンをフル回転で運転し、室内を冷やします。

しかし、屋外に置かれているエアコンの室外機からは温風が出て、まれに、その室外機から出る水が霧吹きのように顔に当たり不快な思いをしたりします。

都会は、ヒートアイランド現象で年々暑さが増す一方です。

自然に囲まれた山と便利な都会。

仕事、子育て、野菜、水、生活習慣……。

自然と都会

長所、短所、比較してみると温度差を感じる面って多いんだろうな……、と、思いながら、

私は日々慣れ親しんだ都会での時間の過ごし方を忘れ、
気の向くまま、山での時間に腹時計を合わせ、思う存分、山での生活を過ごしてみました。

いままで、「怒ってるぞ!」で、医療現場の問題を取り上げ、いろいろな怒りを問題視してきたが、自然と人間の関わりをテーマにしても怒れそうな気がします。

私が怒らないで済む日はいつ来るのかしら?……。

と、思い、涼しし山での生活を終え、下山してきました。

夏休み紀行 終わり

「怒ってるぞ!」 夏休み紀行 (2/3)

山のキャンプ場につき、先ずはテント張り。

出来上がったテントにゴロリ、と、横になってみると、マットを敷いているせいか、全然硬くなく、

「あ?、これなら体も痛くなく眠れるっと」
と、ひと安心♪

落ち着くまもなく、すぐに薪採り。

落ちている薪を拾うのですが、これが案外重労働。

2時間たっぷり薪を拾い、やっと、一休みかな? と思いきや、

さ?、すぐご飯の支度……。

休む事なく体を動かす、動かす。

働かざるもの食うべからず!!! まさにそう言った感じでした。


夜ご飯を終え、ほどなくし、もう、真っ暗。
電気なんてないから、山の夜は早いんですね。

日々、都会で生活していると当たり前の生活が当たり前でないのに気づかされます。

夜になると温度は急激に下がり、薪を燃やさないと寒くてたまりません。

どんどん、薪を燃やし、2時間かけて取ってきた沢山の薪は今夜で無くなってしまいました。


朝……。

まだ、太陽は山から顔を出していません。

周りの空気はピン、と張り詰めていて肌寒さが感じられます。

空気は最高に澄んでいて透明さが感じられます。

時間が経過するにつれ、太陽がだんだん高く昇ってくると、周りの景色、木々の表情、鳥たちのさえずり……、まるで生気を吹き返したかのごとく騒がしくなっていきました。

つづく

「怒ってるぞ!」 夏休み紀行 (1/3)

こんにちは、ブログ書き込み、とんと、ご無沙汰してしまい、読みに来て下さった方々には大変申し訳ありませんでした。

夏休みを取り(8月11日?15日)、山に登りキャンプをしてきました。

これまでの私の夏休みの過ごし方は、

独身女性の特権!、贅沢三昧!!

リゾート地に行きホテルでのんびり豪遊の夏休みでした。

リゾート地って良いですよ。

海辺でのんびりしたいわ……、なんて思えば、お金を支払い、施設内に完備されているプライベートビーチのちょうど木陰になる特等席を用意してくれます。

広い敷地の施設内での移動は、定期的に巡回バスが出ていて、歩くことなく、スイスイと移動が出来ます。


夜なんて、そりゃ最高!!!


施設内のレストランで小波を聞きながらゆったりとした時間を使いながらおいしい食事。

その後はプールサイドで、生演奏を聞きながらお酒を飲んで……。

雰囲気最高!!!、言う事なし!!

の夏休みを過ごしておりました。


ところが、今年は気分を変え、自然満喫、自力で勝負のキャンプバケーションにチャレンジ!!!することにしました。

初めは思いつきでキャンプに行く事に決めたのですが、夏休みが近づくにつれ、

トイレってきたないんだろうな……とか、
当然、虫、一杯いるよな……とか、
地面にテント張るのだから、寝るときゴツゴツして眠れるのかしら?……とか、とか、とか。

だんだん不安になってきました


心の中で、キャンプ生活がきついようだったら翌日1人で下山しようと決め、当日を迎えました。


つづく
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