「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2004年07月

日本の選ぶ方向は?(2)

こんばんは、怒ってるぞ!ブログ管理人です。

「日本の選ぶ方向は?」と言うタイトルを元に医療業界の問題点、疑問点を上げ、皆さんも一緒に考えてもらえたら……、と思い、書き込みしています。

今回は、「身体障害者」について書き込みしていきます。

医療保険の中に、身体障害者助成制度があり、(都道府県事に、定義の違いがはありますが)等級により治療費が安くなる制度があります。


※時間があれば、ネットで調べて見て下さい。

しかし、家族の方がこの制度を知らないとか、知っていても手続きが面倒だから等の理由で、実際はこの助成を受けてない患者さんは沢山いると思います。



私が勤務する病院にも、1割程度受給している患者さんが入院していますが、

おそらく、ちゃんと手続きをすれば、2割くらい対象者は増えるでしょう。


この他にも、治療費が安くなる制度として、
1、生活保護
2、特定疾患
3、都道府県独自の助成制度
4、国保治療費3割免除


と、税金でまかなっている助成制度は沢山あります。


例)100人入院していると仮定し

100人の3割=30人(身体障害者助成)、
      1割=10人(生活保護助成)、
      1割=10人(他の助成受給者)、

このような割合があるとしたならば、4割近くが税金と言う形で相互扶助している事になります。


私は病院に勤務していて、

今みたいな形で沢山保険の助成していたら、税金として集めた金額がすぐ底をついてしまう
恐怖で一杯です。



1、もっと多くの額を徴収し、いつ何が起こっても安心な社会を作るか

2、もらう額を少なくし、各々の自己管理にするか


どちらかの策を練らないと

両者とも行き倒れになってしまいます。


もし、どちらかを選ばなければならないとしたら、どちらを選びますか?


1、を選んだ方は税金額は多いが、万が一何かあった際には不安なく生涯を送れます。

2、を選んだ方は、税金の払いは少ないものの、万が一のことがあっても一切自己の範囲でやって下さい。


現在、保険制度然り、年金制度の中に、免除扱いを受け、支払いはしていないのに、
受給出来る方がいます。

集まる金額が多ければ、免除制度も良いでしょう。


しかし、現在のこの不景気の日本にそのようながあるのでしょうか?


決して助成制度を廃止して欲しいと言っているのではありません。

私は、税金を多く投入しても、相互扶助を持続して欲しいと思ってます。

皆さんはどうのように考えますか?

そして、日本の選ぶ方向はどうなるのでしょう?



追伸

書き込みは明日、また身体障害その2、として書き込みする予定です。また読みに来ていただけると幸いです。

日本の選ぶ方向は?(1)?2

こんばんは、「怒ってるぞ!」ブログ管理人です。

今回は、前回の補足を書かかせていただきます。


前回は、生活保護を例に上げ、果たして、私達が望む相互扶助が正しく行われているかについて書きました。

決して、生活保護受給者が安易に受給出来て、楽な生活を送れている、等とは思っていません。

真面目な生活を送ってきたものの、何かしらのつまずきがあり、受給しなければならなかったとなれば、

「ぜひ、税金使って下さい」と言う気持ちになるでしょう……。


ところが、日々、自分が望むまま、
酒を飲み、
賭け事に溺れ、
時代が不景気になり、仕事が無くなった、
生活費がない、
具合が悪くなる、
入院する……

と言った経緯で、生活保護を受けるのだとしたら、

「えっ、何で?」と言う気持ちになり、

私は怒ってしまいます。

案外、本当に困っている方が生活保護を受けられてないのかもしれません。


私は病院の経営上、
未収になるよりはと思い、生活保護受給申請のお手伝いをしてきました。

福祉事務所の方も、病気では働け無いなら仕方無いでしょう……と、許可します。

1人を助ける為には何人の税金が必要になるのでしょう?

この様な状態が続いていたら、相互扶助が成り立たなくなり

共倒れになってしまいます。

年金制度然り、介護保険など、あらゆる社会保険制度は「相互扶助」で成り立っています。

今有る相互扶助を成り立たせたいのならば、沢山のお金を税金に回さない限り成り立ちません。

このままで行くと、
ドミノ倒しのように一気に倒れてしまう気がしてなりません。


追伸
次回書き込みは7月31日、「身体障害者について」を予定しています。

日本の選ぶ方向は?(1)?1

こんばんは、毎日暑いですね……。

外で仕事する方は、とてもきついと思われます。

熱中症で入院する患者さんが沢山います。
気をつけて下さい。


今日も以前から書き込みしたかった、

「日本の選ぶ方向は?」について書き込みしたいと思います?


皆さん、生活していく上で、経済的に余裕のある生活をしていますか?

お金が余って、余ってしょうがない……と、思える方が世の中に何人いるでしょうか?


私は仕事上、生活保護受給の手続きをお手伝いしてきました。

初めは正義感の塊みたいな気持ちで、

困っている方の手助けが出来る

と、意気揚揚と仕事をしてきました。

しかし、今、ふと、仕事を振り返ってみて、果たしてこれで良かったのかと?と疑問視するようになりました。

生活保護のお金は、私達が働いた

税金

で、まかなっています。

必死になって家族を守る為に稼ぐお父さん。
夢に向かって頑張って稼いでいる若者。
生活の為にとバリバリ働くシングルマザー。

多くの方が、必死になって働いて稼いだ、一部が税金として、支払われています。

その、税金を使う、生活保護受給者の方々はどのような気持ちでお金を受け取っているのでしょうか?


例1)
43歳、女性、脳梗塞で入院したのがきっかけで働けなくなり、生活保護受給となった方。

現在、多少なり麻痺が残っていますが、もう、働ける程、元気になりましたが、今も生活保護を受けています。

仕事を探すように福祉事務所の方からは言われているようですが、

「(適当に探しているふりをして)仕事が見つかりません」

と言い、生活保護が継続しているそうです。(本人より私が聞きました)


例2)
53歳、男性、階段から落ち、骨折、もともとギャンブルが好きで、生活は困窮していて、入院をきっかけに生活保護受給者となりました。

現在、退院はしていますが、生活保護を受けています。

一度、受給し、そような環境の方が、急にお金持ちになるのは、なかなか考えにくいです。

継続して生活保護受給となるでしょう。

私達は、日々一生懸命働き、無いなりのお金を万が一の為に貯金し、切り詰めた生活をしています。

しかし、生活保護受給者全員が受給金に甘んじているとは思いませんが、

必死に生きてきて、尚かつ、理由があっての生活保護受給なら相互扶助の気持ちも出ますが、

好き勝手し、適当に生きてきて、お金が無くなったら、はい、生活保護受給……。


これでは、納得できません。


これからの日本どのよな政策を選び進んでいくのでしょうか?

福祉国家でいくなら、それ相当の金額を税金として国民が出さないと成り立たないでしょう。

でも、相互扶助が全くない方向に進めば、明日はわが身です。


果たして、どんな国になるのでしょうか?

個室に行って下さい

こんばんは、書き込み遅くなってしましいすみません。

M(__)M


今日は患者さんにお願いしたい事を書き込みします。

先日、2人部屋に入った患者さんが、相方がいないからと行って、空いてベット脇に、タオルを干していました。

新しい患者さんが入室してきて、

「あの……、タオルを移動させていただきたいのですが……」

と、言っても、移動する気配もなく、家族の方は立って見ているだけです。

「この、タオル、○○さんのですよね、新しい方が入室しますので、○○さんの空いてるスペースに干して下さいね」

と、私が言うと、

面倒くさそうに、動き始めました。

しかも、空いているからと言って、棚まで使用していた様子……。


空いていることを良いことに、ベットの上にも荷物を乗せた形跡があり、せっかくフカフカにセットしてあったベットも、物を乗せた部分がぺしゃんこになっていました。


空いているからと言って、使用しては困ります。


私達も、

「空きベットの上に物を置かないで下さい」

の、お知らせは、見える所におくようにします。


患者さんも、ご理解の程よろしくお願いします。

もし、広いスペースを希望であるなら、やはり、個室入室を希望なさって下さい。
(ただし、個室料金が発生することを忘れずに)


M(__)M

領収書再発行

こんばんは、いかがお過ごしですか?

今日、領収書の再発行を患者さんから頼まれました。

領収書を無くされたのかな?と思い、聞いてみると、

「確定申告で提出した」と、言います。

領収書の再発行をし、何に使うのか聞くと、

「役所に提出し、介護保険関係で、一部お金が戻ってくる手続きをする為に、領収書を添付して下さい」と、言われたそうです。

しかも、○○病院では、いくら、
    △△薬局では、いくら、支払ってますね……、と言われたそうです。

(役所の方は、健康保険で提出された、診療報酬明細書で、金額を把握しているのでしょう)

私が勤務する病院は
領収書の再発行は料金を1050円取ります。

領収書再発行しない病院だってあるかもしれません。

領収書は当然1枚しか出ません。

それなのに、役所で、あっち、こっちで領収書
添付して下さいと、言われたら、再発行手数料
がかかってしょうがないですよ。


確定申告の他に、領収書の添付が必要になるのなら、

申告後、領収書返して欲しいものです。


自分が、その立場になったら、と、考えてみたら、怒りが湧いてしょうがなかったです。


役所の縦割り行政の弊害なんとかしてーーーー!!!!


(▼、▼メ)メラメラ

また、今日も怒ってしまいました。

私の怒りは健在です(笑)
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