「怒ってるぞ!」管理人のblog

病院勤務時に知り得た「医療現場の実態」と、日常気が付いた「社会への義憤」について書いてます。

2004年03月

医療相談員って営業マン?

こんばんは、今日も「怒ってるぞ!」のページを開いてもらえて嬉しいです。ありがとうございます。

前回、書かせていただきましたが、
最近、「医療相談員」が系列病院から応援に来まして、当病院のベット満床に貢献しています。

大学病院、近隣の病院、他県の病院と、どんどん営業をし、その甲斐あって続々と患者さんが入院しました。

相談員さんは自分の実績があがり良かったですね。

そして、私たちの給料確保に貢献してくれてありがとうございます。(嬉)

ところで、相談員さん、先日私が相談した、
治療費のことで困っている患者さんの件、動いてくれましたでしょうか……?
ご家族は、日々、治療費がかさみ心配でいたたまれない様子ですよ。(怒)

「医療相談員」という名称に対する、患者さんの期待は大きいです。

営業の仕事がさぞ忙しいのだとは思いますが、患者さんの相談を後回しにしていませんか?

相談員って職、一体なんのためにあるのでしょう?

「医療相談員」なんて名乗らないで
「営業マン」っと名乗ってくれたら分かりやすいのにな……。

関連病院その2

明日、当病院に長期入院していたAさんが関連病院に転院してきます。

Aさんが転院になる理由は、長期入院となり、売上に貢献しなくなってしまった事と、
身寄りがなく、生活保護を受けていて、身の回りのすべて事を病院がしていて、
他患者さんより手がかかると言う点からだと推測されます。

逆に関連病院からはBさんと言う長期入院患者さんが当病院に入院が決まりました。

おそらくBさんが転院になった理由は、
(Aさんと同様)長期入院となり、売上に貢献しなくなってしまった事と、
問題行動を繰り返す患者さんだと連絡がきている為、このような理由から転院の対象となったのでしょう。

迷惑な患者さんを病院は追い出し、迷惑な患者さんを病院は受け入れる。

メリットは各々の病院が新たな患者さんが入り新規入院料を取れる為、売上が上がる事につながるという事です。

これが医療現場の実態です。

系列病院

こんばんは、今日はとても暖かく、風が強い日でしたね。
今日も医療の実態についてお話したいと思います。

私の勤務する病院は多くの系列病院があります。 (昔は個人病院でしたが、院長の経営方針により合併?買収?され、とある病院の傘下に入りました) 傘下に入ってからほどなくし、 A病院に勤務する若手ドクターの一人が 「胃ろう造設術」について勉強してきなさいと 経営者から言われ当病院にやってきました。
胃ろう造設術とは口から食べる事が出来なくなった患者さんに内視鏡を使ってカテーテルを挿入し、栄養剤を投与するというものです。
(詳しくは「胃ろう」で検索してみて下さい)

当病院では以前、胃ろう造設が必要で手術した方は数えるほどしか居ませんでした。

しかし、勉強しに来るほど件数はなく、どうするんだろうと思っていましたら

びっくり!!!

ひとり、また、ひとりと胃ろう造設術を施行するではありませんか。

長期入院でこれまでは胃ろう造設術をしていなかった患者さんも対象になってしまいました。

これって、ひょっとして勉強しにきたドクターの為に手術施行されたのかな???

と、思う程増えました。

若手のドクターは腰が低く、とても真剣な先生です。ドクターとして信頼出来ます。

問題なのは経営者なのです。

若手の純粋なドクターも、当然経営者には逆らえません。

B病院に行けと言われたら、行くしかないのです。

胃ろう造設術が必要な患者さんには施行しなければなりません。

ただ、医師に経験をさせるという事の為だけに、それらしい患者を探し、施行してしまうような事だけはやめて下さい。

ストレス

私は毎日、毎日怒ってばかりいて、年々、歳もとり小じわが増えているにもかかわらず、お肌も、心もカサカサ、
ほんと、ストレスって、美容によくないですよ。

私の最近のストレスは、毎日、医療相談員に
「今日、何人退院しましたか?」と聞かれることです。

要するに、相談員はベットを満床にすることが仕事ですから、退院されると空床が出来るため、非常に困るわけです。

1日に多くの患者さんが退院した日、相談員は私に
「何で退院したんですか?!」と聞いてきました。

何で退院するんだって、どういう意味なんでしょ?
健康になったから退院するにきまってじゃないですかね。

まるでベットの空き具合を考えてから退院させないと困るじゃないかと聞こえましたよ。

思わず私は、相談員に

「元気になったから退院するんです!!」って答えてしまいましたよ。

医療現場なんてこんな感じです。

医療がビジネスとしてなりたっている今日、このような会話が日常茶飯事に行われてしまうのは、いたしかたないのかもしれませんが、

私の「怒ってるぞ!」のブログを読んでくださっている方々、
万が一、入院をしなければならない時には、質の良い医療機関に入院して下さい。

さもなくば、お金損しちゃいますよ。

病院経営者のみなさまへ

こんばんは。

先月(2月分)の診療報酬明細書を作成の為、1週間、お休みさせていただきました。
おかげさまで無事集計も終わり、提出のめどがつきました。

さーて、経営者のみなさま、売上はどうでしたか?

これだから、病院経営やめられない!なんて、言いながら腹抱えて笑いが止まらない経営者の方や、
患者さんの数の割には、売上が比例しない経営者の方、さまざまでしょうね。

ふふふ、売上重視になっても、その使い道が奥さんのダイヤや毛皮に化けてしまってはいかがなものかと思います(笑)

経営者の方々、病院経営は慈善事業ではありませんので利益を追求しなければ企業として成り立たない事は重々承知しています。

ただ、経営、経営だけの観点から患者さんを見ないで下さい。

医者を目指そうと思った時の、「初心の心」を思い出して下さい。
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