A.M6:00 赤とんぼが朝日を背に、辺りを飛び始めました。

一緒に行った、親戚の子ども達も起きはじめ、トンボを追っかけ走り回ります。

その横で、地元の方々が朝から山に入り仕事を始めていました。

そんな姿をのんびり眺めながら、東京での世話しない日常って一体なんだろう?と考えてしまいます。

都会での生活は確かに便利です。

便利になればその分、時間にゆとりが出来るでは? と、思いますが、実際そうではありません。

便利になればなるほど、ますます忙しさが加速しているのでは? と、眉をひそめてしまいます。

山の夏は当然暑かったです。

しかし、風通しの良い部屋は涼しいし、外も木陰に入れば暑さを感じません。
又、川の水も冷たく、自然の力で暑さをしのぐ事が出来ます。

都会はどうでしょう?

便利なエアコンをフル回転で運転し、室内を冷やします。

しかし、屋外に置かれているエアコンの室外機からは温風が出て、まれに、その室外機から出る水が霧吹きのように顔に当たり不快な思いをしたりします。

都会は、ヒートアイランド現象で年々暑さが増す一方です。

自然に囲まれた山と便利な都会。

仕事、子育て、野菜、水、生活習慣……。

自然と都会

長所、短所、比較してみると温度差を感じる面って多いんだろうな……、と、思いながら、

私は日々慣れ親しんだ都会での時間の過ごし方を忘れ、
気の向くまま、山での時間に腹時計を合わせ、思う存分、山での生活を過ごしてみました。

いままで、「怒ってるぞ!」で、医療現場の問題を取り上げ、いろいろな怒りを問題視してきたが、自然と人間の関わりをテーマにしても怒れそうな気がします。

私が怒らないで済む日はいつ来るのかしら?……。

と、思い、涼しし山での生活を終え、下山してきました。

夏休み紀行 終わり